2003.5.29 NC15のヒンジ修理にとりかかります。 まず、症状ですが、発売から、何年もたっているので、 プラスチックの金属疲労(?)や、ヒンジの硬化を起しているようです。 そのため、ヒンジ固定ネジの部分がポッキリ折れてしまっています。 また、そこからはいったヒビがすすんで、プラスチックの 破片が欠落しています。(要するに、穴があいてる) まずは、プラスチックの溶接の前に硬化したヒンジを緩めます。 ヒンジ修理の基本なのですが、ヒンジが硬化した状態では どんなに、頑丈に溶接してもいずれはクラックが入ってしまいます。 液晶関節の硬さは左右のヒンジをあわせて決まるので、少しぐらいゆるいほうが ヒンジ割れの再発防止になります。。。 その分反対側に負担がかかっているんですけどね。 NC15のヒンジは封入式なので、apricotGXやTP310と同じ方法で緩める事が出来ます。 つまり、中間部分をペンチで、固定してネジを緩めれば、心棒の締め付けが緩みます。 で、さっそく液晶の殻割です。ネジは4本。NC15も、NV01も同じです。 液晶が割れたらヒンジはすぐに取りはずせます。
溶接作業を終わりました。 いつものことですが、やけどの跡みたい。 あまり、きれいじゃないです。 でも、削って塗装するのはメンドウなので、このままでいいや。 たっぷりと、プラスチックを流し込みました。 今回も、FDDの千切りを溶接棒として使いました。 液晶を開閉すると、本体(ボディ上面)まで、かすかにひずんでいます。 考え方として、溶接部分の剛性が高いから、開閉時の負担が本体に分散 されているということにしておきます。